UTMFレース
今回の自分のレーステーマは、
「人に惑わされない、人に合わせない、人と競い合わない、相手は自分だけ、自分との対話を楽しむ、それが出来れば自分に勝てる!」
と大人の走りをすること。
5月18日(金)
朝は、いつものように5時に起きる。
仕度して6時半に家を出る。
途中、コンビニで水を仕入会場近くの駐車場には7時50分に到着。
まだ、駐車場のゲートが開いておらず。
結局駐車場に入れたのは8時45分ぐらい。
10時過ぎに受付を済ませ、11時半にドロップバックを預ける。
これにはバイクが活躍。
おかげで往復は楽ちんでした。
自分ぐらいかと思っていたらこのお方もチャリでした。
ハセリョーさんとは良くお会いする。
やはり、ハセツネ、神流の試走を2人でラブでしたからかな?
スタート位置には14時前に到着。
なんと三浦雄一郎名誉実行委員長がいた。
すごいオーラで誰も近づけない。
ちゃんといつもの写真を撮らせてもらう。
ポンポンと肩を叩かれ「がんばれ、がんばれ」と声をかけて頂いた。
感激ですな。
オイラから見れば人間国宝だもんね。
鏑木実行委員長とカトリーヌUTMBディレクター
スタートは、凄い声援と盛り上がり。
今回のレースの期待感が一気に膨らむ・・・のはこの時だけ・・・
スタート後は淡々と進むつもり進んでいるつもりだけど、なぜか心拍数が150台。
「あわてるな!」と何度も自分に言い聞かせる。
最初の林道の上りも初めから歩き。
その後の下りもまったりと走る。
だけど、シングルトラックのトレイルの下りは一列になるためか自然とペースが速くなる。
抜かす人もたくさんいるけど、自分はダラダラ走り。
こんなところで足は使わないぞ。
最初のエイドA1「富士吉田市工業団地」18km地点
2:29'05 順位447位
3時間ぐらいの予定だったので速すぎるか。
3'58の休憩。
ここからは杓子山への登り。
しばらく林道を進むとトレイルの始まり。
やばい、ハリ天狗師とこっしーさんだ。
この人たちを抜かしてはいけない…ここは自重。
STY出場の新潟SNSのメンバーから声援を受ける。
サンクス。
途中でライトとメガネを取り出す。
富士山がきれい。
夜景もきれいだ。
杓子山からの下りはえげつない危険な下りあり。
そのためか意外に時間がかかる。
A2「二十曲峠」13km/31km
3:07'00(A1の休憩込)累計5:31'05 順位342位
このエイドで7'11休憩。
石割山へ向かう。
この山の景色もいいですね。
空は星がたくさん。
下界の夜景も素晴らしい。
だけど次第に疲れは出てくる。
石割山からの下りは自重。
大腿四頭筋を今の時点ではいじめたくない。
この辺では、ゆうさん、しらちゃんさん、ピノさんと前後で進む。
A3ではごうやすさんとも合流。
A3「山中湖きらら」6㎞/37km
1:05'19(A2の休憩含む)累計6:36'24 順位310位
このエイドで14'09休憩。
ここから次のエイドの16kmは気持ちよく走れた。
ちょっと調子づいた感もあったかな。
時刻は0時前だけど興奮のためか眠さはなし。
ここまでのコースはなかなか良かった。
A4「すばしり」16km/53km
2:56'39(A3の休憩含む)累計9:33'07 順位255位
このエイドで14'54休憩。
さて、ここからが直前までコースアップしなかったところ。
そして、ストックを使ってみる。
まずはすばしりの登山道へのロード3kmぐらい進む。
途中からは富士山特有の砂の林道。
なんだか調子が狂う。
あまりよろしくないコースだぞ。
A5「太郎坊」8㎞/61km
1:54'21(A4の休憩含む)累計11:27'24 順位217位
このエイドで10'53休憩。
カップヌードル食べるもお湯がぬるくてカチカチ。
ここからA6まではなんのことはない富士スカイラインでした。
ガッカリ…
ゆる~い登りのアスファルト道。
50歩歩いて50歩走る。
これを繰り返す。
そして、時々ゆっくりゆっくり歩く。
A6「水ヶ塚公園」6㎞/67km
1:00'22(A5の休憩含む)累計12:27'46 順位196位
このエイドでの休憩16’05
カツバーガー食べる。
トイレで思いっきり大。(すっきり…)
さて、次は「こどもの国」だ。
ドロップバックが預けてある。
しかし、カップヌードルとカツバーガーが胃の中で大げんか。
気持ちわりい。
30分も立つと腹が減っているのか気持ち悪いのか分からない感じになる。
コースもダメ。
スキー場からの下り。
あたり前だけど道も良くない。
なんと走り始めて1時間ほどでストックのキャップを片方無くしてしまう。
探したけど見つからず。
夜も明けたのでライトをしまう。
キャップは予備もあったけど「もうここはいいや」とストックしまう。
しかし、何故かストックがなくなると調子が出てくる。
こどもの国に近付くと近づくとふぴおさんとすれ違う。
A7「こどもの国」9km/76km
1:53'53(A6の休憩含む)累計14:21'39 順位200位
このエイドでの休憩25'26
ドロップバックをもらう。
上半身、長そで、Tシャツを脱ぎTシャツのみ着替える、
靴下、シューズも取り換える。
後半に備えての食料もザックに詰め込む。
さて、後半戦のスタートだ。
時刻は5時20分。
天子山塊の核心部を明るいうちに通れそう。
ここからしばらくは林道走り。
つまらねぇ~…
そしてその後は、送電線の真下を進む。
明らかにこのレースためのルートかな。
鉄塔まで登ってまた下りまた次の鉄塔への繰り返し。
送電線の下なので木はなく日差しがキツイ。
途中でW1(ウォーターエイド)がある。
少し水を補給して先に進む。
A8までの26km。
長いなあ。
しかも徹夜明けの身体には堪える。
ようやく鉄塔地獄から抜け出し振り返ると富士山が…
ヘロヘロ状態で西富士中学校へ。
ハリマネさん、スタッフのsasashinさんに声援を受ける。
A8「西富士中学校」26km/102km
4:12'27(A7の休憩含む)累計18:34'06 順位151位
このエイドで20'49休憩
富士宮焼きそばを2個食べる。
チョコとか補給食をザックに詰める。
水は2リットル満タンとボトルに200ml。
トイレに寄り出発。
しばらくアスファルトの道が続くがもう走れない…
これはキツクなりそう。(当たり前だけど…)
時刻は10時前。
天子ヶ岳の登山道でストック使用可になり取り出す。
長い長い登り。
ここは、もうフラフラ。
前後に人もいなく、眠さもありボーッとしてしまう。
…なんでこんなとこにお婆さんがいるんだろう…
…ここは小人が多いなあ…
…こんな山に立派な建物があるなあ…
とかとか幻想いっぱい。
A8からたっぷり2時間以上かかって天子ヶ岳に到着。
でもここの標高は1330m。
この山脈の最高点は1964m(毛無山)
まだまだ登りが続く…
モウロウと歩くけど、稜線なので一応注意はしているつもり。
時々会う選手とスタッフの方々には力づけられる。
当初は8時間ぐらいで行けるかな、と思っていたがとんでもない。
登ったり下ったり、100㎞以上行動している身としては辛いよ。
しかも徹夜明けだぞ。
でも、ひっくり返って寝ないだけましか。
しかし、心拍数も120台しかいかない、でも息は「ゼイゼイ」と激しい呼吸。
完全に疲労困憊状態。
熊森山(1574.5m)への急な登り。
ここで、STYトップの宮原選手にパスされる。
ストックを使って忍者のごときスピード。
おまけに息をしてないぞ。
静か~に通り過ぎて行く。
熊森山頂上でペットの水の補給を受ける。
とにかくここからもうヘロヘロなんてもんじゃない状態。
もう写真も撮るのもおっくう。
地蔵峠から毛無山(1964m)への登りもたいへん。
この辺では、ガスかかって来て寒くなって来る。
息は上がっているので、無理せず心拍数は110台で登る。
遅々たる進行だ。
毛無山頂上付近でとうとう雨が降って来る。
この時点で濡れたくなく、寒さも感じたのでトレント君を着る。
このあたりではまだSTYの選手に抜かされることはあまりない。
そして、ここからの下りがたいへん。
道が悪い、悪すぎる。
大腿四頭筋が痛む。
もう、下りの抑えが効かない。
雨ヶ岳(1771.7m)からの下りも酷かった…
そして、もう登りは終わりかと思ったら、最後の竜ヶ岳(1485m)の登りは「聞いてないぞ…」
もう、悲しくなって来た。
景色はいいんだけどね。
頂上からの下りも長かったあ。
ここの下りでライト点灯。
つづら折れの下りでスピードに乗ったSTY の選手に何人も抜かされる。
ほととんどの選手から「がんばって」とか声をかけられるので、やはりUTMF出走者はリスペクトされているみたい。
ようやく、ほんとうに長い長い天子山塊が終了。
もう、ここでレースが終了みたいな感じだけど、まだ27kmもあるのだ。
A8「本栖湖スポーツセンター」27km/129km 143位
10:39'07(A8の休憩含む)累計29:13'13
ここのエイドで47'31も休憩。
鹿カレーを食す。
えらい辛い。
自分は甘口でないと苦手なお子様カレー派なのです。
ここでハリ天狗さん、こっしーさんとまた一緒になる。
カナさんが疲労たっぷりの自分を慰めてくれる…ありがたい…
もう、ここがゴールでいいだろう?
ダラダラしてたら21時になってしまった。
休憩終了。
重い腰を上げて、再び歩みだす。
ここからは、東海自然道をしばらく行く。
ボーとして眠くなる。
また、おばあちゃんやらの幻想を見始める。
139号の歩道をテロテロ歩く。
なんだかやたら長く感じる。
もう、眠くて仕方がない。
と、その時「naoさん」と声をかけられる。
ハリ天狗さんとこっしーさんだ。
やはり追いついて来た。
とにかくそこからは二人について行くことにする。
話しながらなので目も覚めてくる。
助かりました…
ようやっと鳴沢氷穴に到着。
W2「鳴沢氷穴」13km/142km
3:46'05(A9の休憩含む)累計32:47'18 順位147位
少し休憩したけど休憩タイム計らず。
まあ、たいした時間じゃなかったけど。
ここで若者、こっしーさんは先行。
ハリ天狗さんと進む。
しばらくすると紅葉台~三原台とか登りが続く。
もう登りも嫌だが、登りより後に続く下りの方が大問題。
大腿四頭筋が死んでいるので、下る時は痛くて仕方がない。
もうしばらく山はいいや、平地に行こう!と心に決める。
「イタタッ」と声を出しながら進む。
そして、ようやくほんとうにようやく河口湖畔に出る。
なんとか36時間切れるか?
しかし…
ここから少し道に迷ってしまう。
なんだかんだで、あと約1km、36時間まで5分無くなってしまう。
ここからハリ天狗師得意のラストスパート開始。
自分も必死に着いて行く。
さっきまであんなにトロトロしてたのにキロ4分そこそこのもうスパート。
これはまったく想定してなかった。
あと2分。
ゴールが見えて来た。
最後はハリ天狗さんと手を繋いでゴールでした。
(写真はハリスポ様より)
A9「河口湖大池公園ゴール」14km/156km
3:12'27累計35時間59分45秒 順位149位
ようやく自分も100マイルの世界基準の距離を完走することが出来た。
とりあえず満足。
大会関係者の皆様、ボランティアの皆様、一緒に走った選手の皆様、コース上近隣住民の皆様、ありがとうございました。
レース終了後、重たいドロップバックを持ってクルマへ。
携帯を取り出して電源をオン。
と気がついたら携帯を落としていた。
「うん?」外が明るい。
時計を見ると6時半。
2時間半ぐらい気絶していたみたい。
運転出来そうなのでレース服のままジャケットだけ羽織り出発。
8時前には自宅着。
この日は絶対疲れているはずなのに2時間ぐらいの睡眠で行動開始。
レース服の洗濯、ラーメン屋、録画してあったチャンピオンリーグ決勝を見たり。
結局寝たのは22時ごろ。
人間の身体は意外と頑丈なもんだ…
一応、レース服、装備とか
<レース服>
上:フラッドラッシュスキンメッシュ+アンダーアーマー長そで+Tシャツ+手袋
下:フラッドラッシュスキンメッシュパンツ+タイツ+ランパン+スキンズソックス+ファイントラック靴下
シューズ:アシックスなんとか
途中の着替え
上:Tシャツ+アームカバー
下:ファイントラック靴下
シューズ:アシックスのなんとか
今回シューズは、昭島のBIG(イオン)で2足5000円のアシックスの廉価版ランニングシューズをを5%オフで購入。
なんと1足2,375円でした。
こいつを「こどもの国」で履き換えた。
UTMF参加者で一番安もののシューズだろう…
しかし、装備で「足首丈のランニングパンツ(長ズボン)、あるいは膝がかくれる丈のレギンスやタイツ」とあるから素足は見せては行けないのかと思った。
持っていれば履かなくても良かったみたいですね。
こういうところが今回良く分からなかった。
食料は、
前半、ゼリー系を6個持参。
後半もゼリー系6個補充。
2個だけ余る。
水は1.2リットル持参。
あとは適当に補給。
天子山塊に向かう時だけ、なみなみ2リットル補給。
今後のUTMF参加について
とにかく100マイルレースを完走したことは満足。
しかし、レースをしたという実感はなし。
とにかく第一回大会なのでいろいろと関係者もたいへんだったと思う。
これからさらにより良い大会になるよういち一競技者として応援して行きたい。
現時点では来年は参加しないと思う。
なぜならこのコースでのタイム短縮のヤル気が湧かないため。
ならば来年はエントリー競争もより激化しそうなので辞退しておいた方がいいかななんて思ったり。
まあ、とにかくいい経験でした。
日々のトレーニングはこちらで。
naoのジョグノート
「人に惑わされない、人に合わせない、人と競い合わない、相手は自分だけ、自分との対話を楽しむ、それが出来れば自分に勝てる!」
と大人の走りをすること。
5月18日(金)
朝は、いつものように5時に起きる。
仕度して6時半に家を出る。
途中、コンビニで水を仕入会場近くの駐車場には7時50分に到着。
まだ、駐車場のゲートが開いておらず。
結局駐車場に入れたのは8時45分ぐらい。
10時過ぎに受付を済ませ、11時半にドロップバックを預ける。
これにはバイクが活躍。
おかげで往復は楽ちんでした。
自分ぐらいかと思っていたらこのお方もチャリでした。
ハセリョーさんとは良くお会いする。
やはり、ハセツネ、神流の試走を2人でラブでしたからかな?
スタート位置には14時前に到着。
なんと三浦雄一郎名誉実行委員長がいた。
すごいオーラで誰も近づけない。
ちゃんといつもの写真を撮らせてもらう。
ポンポンと肩を叩かれ「がんばれ、がんばれ」と声をかけて頂いた。
感激ですな。
オイラから見れば人間国宝だもんね。
鏑木実行委員長とカトリーヌUTMBディレクター
スタートは、凄い声援と盛り上がり。
今回のレースの期待感が一気に膨らむ・・・のはこの時だけ・・・
スタート後は淡々と進むつもり進んでいるつもりだけど、なぜか心拍数が150台。
「あわてるな!」と何度も自分に言い聞かせる。
最初の林道の上りも初めから歩き。
その後の下りもまったりと走る。
だけど、シングルトラックのトレイルの下りは一列になるためか自然とペースが速くなる。
抜かす人もたくさんいるけど、自分はダラダラ走り。
こんなところで足は使わないぞ。
最初のエイドA1「富士吉田市工業団地」18km地点
2:29'05 順位447位
3時間ぐらいの予定だったので速すぎるか。
3'58の休憩。
ここからは杓子山への登り。
しばらく林道を進むとトレイルの始まり。
やばい、ハリ天狗師とこっしーさんだ。
この人たちを抜かしてはいけない…ここは自重。
STY出場の新潟SNSのメンバーから声援を受ける。
サンクス。
途中でライトとメガネを取り出す。
富士山がきれい。
夜景もきれいだ。
杓子山からの下りはえげつない危険な下りあり。
そのためか意外に時間がかかる。
A2「二十曲峠」13km/31km
3:07'00(A1の休憩込)累計5:31'05 順位342位
このエイドで7'11休憩。
石割山へ向かう。
この山の景色もいいですね。
空は星がたくさん。
下界の夜景も素晴らしい。
だけど次第に疲れは出てくる。
石割山からの下りは自重。
大腿四頭筋を今の時点ではいじめたくない。
この辺では、ゆうさん、しらちゃんさん、ピノさんと前後で進む。
A3ではごうやすさんとも合流。
A3「山中湖きらら」6㎞/37km
1:05'19(A2の休憩含む)累計6:36'24 順位310位
このエイドで14'09休憩。
ここから次のエイドの16kmは気持ちよく走れた。
ちょっと調子づいた感もあったかな。
時刻は0時前だけど興奮のためか眠さはなし。
ここまでのコースはなかなか良かった。
A4「すばしり」16km/53km
2:56'39(A3の休憩含む)累計9:33'07 順位255位
このエイドで14'54休憩。
さて、ここからが直前までコースアップしなかったところ。
そして、ストックを使ってみる。
まずはすばしりの登山道へのロード3kmぐらい進む。
途中からは富士山特有の砂の林道。
なんだか調子が狂う。
あまりよろしくないコースだぞ。
A5「太郎坊」8㎞/61km
1:54'21(A4の休憩含む)累計11:27'24 順位217位
このエイドで10'53休憩。
カップヌードル食べるもお湯がぬるくてカチカチ。
ここからA6まではなんのことはない富士スカイラインでした。
ガッカリ…
ゆる~い登りのアスファルト道。
50歩歩いて50歩走る。
これを繰り返す。
そして、時々ゆっくりゆっくり歩く。
A6「水ヶ塚公園」6㎞/67km
1:00'22(A5の休憩含む)累計12:27'46 順位196位
このエイドでの休憩16’05
カツバーガー食べる。
トイレで思いっきり大。(すっきり…)
さて、次は「こどもの国」だ。
ドロップバックが預けてある。
しかし、カップヌードルとカツバーガーが胃の中で大げんか。
気持ちわりい。
30分も立つと腹が減っているのか気持ち悪いのか分からない感じになる。
コースもダメ。
スキー場からの下り。
あたり前だけど道も良くない。
なんと走り始めて1時間ほどでストックのキャップを片方無くしてしまう。
探したけど見つからず。
夜も明けたのでライトをしまう。
キャップは予備もあったけど「もうここはいいや」とストックしまう。
しかし、何故かストックがなくなると調子が出てくる。
こどもの国に近付くと近づくとふぴおさんとすれ違う。
A7「こどもの国」9km/76km
1:53'53(A6の休憩含む)累計14:21'39 順位200位
このエイドでの休憩25'26
ドロップバックをもらう。
上半身、長そで、Tシャツを脱ぎTシャツのみ着替える、
靴下、シューズも取り換える。
後半に備えての食料もザックに詰め込む。
さて、後半戦のスタートだ。
時刻は5時20分。
天子山塊の核心部を明るいうちに通れそう。
ここからしばらくは林道走り。
つまらねぇ~…
そしてその後は、送電線の真下を進む。
明らかにこのレースためのルートかな。
鉄塔まで登ってまた下りまた次の鉄塔への繰り返し。
送電線の下なので木はなく日差しがキツイ。
途中でW1(ウォーターエイド)がある。
少し水を補給して先に進む。
A8までの26km。
長いなあ。
しかも徹夜明けの身体には堪える。
ようやく鉄塔地獄から抜け出し振り返ると富士山が…
ヘロヘロ状態で西富士中学校へ。
ハリマネさん、スタッフのsasashinさんに声援を受ける。
A8「西富士中学校」26km/102km
4:12'27(A7の休憩含む)累計18:34'06 順位151位
このエイドで20'49休憩
富士宮焼きそばを2個食べる。
チョコとか補給食をザックに詰める。
水は2リットル満タンとボトルに200ml。
トイレに寄り出発。
しばらくアスファルトの道が続くがもう走れない…
これはキツクなりそう。(当たり前だけど…)
時刻は10時前。
天子ヶ岳の登山道でストック使用可になり取り出す。
長い長い登り。
ここは、もうフラフラ。
前後に人もいなく、眠さもありボーッとしてしまう。
…なんでこんなとこにお婆さんがいるんだろう…
…ここは小人が多いなあ…
…こんな山に立派な建物があるなあ…
とかとか幻想いっぱい。
A8からたっぷり2時間以上かかって天子ヶ岳に到着。
でもここの標高は1330m。
この山脈の最高点は1964m(毛無山)
まだまだ登りが続く…
モウロウと歩くけど、稜線なので一応注意はしているつもり。
時々会う選手とスタッフの方々には力づけられる。
当初は8時間ぐらいで行けるかな、と思っていたがとんでもない。
登ったり下ったり、100㎞以上行動している身としては辛いよ。
しかも徹夜明けだぞ。
でも、ひっくり返って寝ないだけましか。
しかし、心拍数も120台しかいかない、でも息は「ゼイゼイ」と激しい呼吸。
完全に疲労困憊状態。
熊森山(1574.5m)への急な登り。
ここで、STYトップの宮原選手にパスされる。
ストックを使って忍者のごときスピード。
おまけに息をしてないぞ。
静か~に通り過ぎて行く。
熊森山頂上でペットの水の補給を受ける。
とにかくここからもうヘロヘロなんてもんじゃない状態。
もう写真も撮るのもおっくう。
地蔵峠から毛無山(1964m)への登りもたいへん。
この辺では、ガスかかって来て寒くなって来る。
息は上がっているので、無理せず心拍数は110台で登る。
遅々たる進行だ。
毛無山頂上付近でとうとう雨が降って来る。
この時点で濡れたくなく、寒さも感じたのでトレント君を着る。
このあたりではまだSTYの選手に抜かされることはあまりない。
そして、ここからの下りがたいへん。
道が悪い、悪すぎる。
大腿四頭筋が痛む。
もう、下りの抑えが効かない。
雨ヶ岳(1771.7m)からの下りも酷かった…
そして、もう登りは終わりかと思ったら、最後の竜ヶ岳(1485m)の登りは「聞いてないぞ…」
もう、悲しくなって来た。
景色はいいんだけどね。
頂上からの下りも長かったあ。
ここの下りでライト点灯。
つづら折れの下りでスピードに乗ったSTY の選手に何人も抜かされる。
ほととんどの選手から「がんばって」とか声をかけられるので、やはりUTMF出走者はリスペクトされているみたい。
ようやく、ほんとうに長い長い天子山塊が終了。
もう、ここでレースが終了みたいな感じだけど、まだ27kmもあるのだ。
A8「本栖湖スポーツセンター」27km/129km 143位
10:39'07(A8の休憩含む)累計29:13'13
ここのエイドで47'31も休憩。
鹿カレーを食す。
えらい辛い。
自分は甘口でないと苦手なお子様カレー派なのです。
ここでハリ天狗さん、こっしーさんとまた一緒になる。
カナさんが疲労たっぷりの自分を慰めてくれる…ありがたい…
もう、ここがゴールでいいだろう?
ダラダラしてたら21時になってしまった。
休憩終了。
重い腰を上げて、再び歩みだす。
ここからは、東海自然道をしばらく行く。
ボーとして眠くなる。
また、おばあちゃんやらの幻想を見始める。
139号の歩道をテロテロ歩く。
なんだかやたら長く感じる。
もう、眠くて仕方がない。
と、その時「naoさん」と声をかけられる。
ハリ天狗さんとこっしーさんだ。
やはり追いついて来た。
とにかくそこからは二人について行くことにする。
話しながらなので目も覚めてくる。
助かりました…
ようやっと鳴沢氷穴に到着。
W2「鳴沢氷穴」13km/142km
3:46'05(A9の休憩含む)累計32:47'18 順位147位
少し休憩したけど休憩タイム計らず。
まあ、たいした時間じゃなかったけど。
ここで若者、こっしーさんは先行。
ハリ天狗さんと進む。
しばらくすると紅葉台~三原台とか登りが続く。
もう登りも嫌だが、登りより後に続く下りの方が大問題。
大腿四頭筋が死んでいるので、下る時は痛くて仕方がない。
もうしばらく山はいいや、平地に行こう!と心に決める。
「イタタッ」と声を出しながら進む。
そして、ようやくほんとうにようやく河口湖畔に出る。
なんとか36時間切れるか?
しかし…
ここから少し道に迷ってしまう。
なんだかんだで、あと約1km、36時間まで5分無くなってしまう。
ここからハリ天狗師得意のラストスパート開始。
自分も必死に着いて行く。
さっきまであんなにトロトロしてたのにキロ4分そこそこのもうスパート。
これはまったく想定してなかった。
あと2分。
ゴールが見えて来た。
最後はハリ天狗さんと手を繋いでゴールでした。
(写真はハリスポ様より)
A9「河口湖大池公園ゴール」14km/156km
3:12'27累計35時間59分45秒 順位149位
ようやく自分も100マイルの世界基準の距離を完走することが出来た。
とりあえず満足。
大会関係者の皆様、ボランティアの皆様、一緒に走った選手の皆様、コース上近隣住民の皆様、ありがとうございました。
レース終了後、重たいドロップバックを持ってクルマへ。
携帯を取り出して電源をオン。
と気がついたら携帯を落としていた。
「うん?」外が明るい。
時計を見ると6時半。
2時間半ぐらい気絶していたみたい。
運転出来そうなのでレース服のままジャケットだけ羽織り出発。
8時前には自宅着。
この日は絶対疲れているはずなのに2時間ぐらいの睡眠で行動開始。
レース服の洗濯、ラーメン屋、録画してあったチャンピオンリーグ決勝を見たり。
結局寝たのは22時ごろ。
人間の身体は意外と頑丈なもんだ…
一応、レース服、装備とか
<レース服>
上:フラッドラッシュスキンメッシュ+アンダーアーマー長そで+Tシャツ+手袋
下:フラッドラッシュスキンメッシュパンツ+タイツ+ランパン+スキンズソックス+ファイントラック靴下
シューズ:アシックスなんとか
途中の着替え
上:Tシャツ+アームカバー
下:ファイントラック靴下
シューズ:アシックスのなんとか
今回シューズは、昭島のBIG(イオン)で2足5000円のアシックスの廉価版ランニングシューズをを5%オフで購入。
なんと1足2,375円でした。
こいつを「こどもの国」で履き換えた。
UTMF参加者で一番安もののシューズだろう…
しかし、装備で「足首丈のランニングパンツ(長ズボン)、あるいは膝がかくれる丈のレギンスやタイツ」とあるから素足は見せては行けないのかと思った。
持っていれば履かなくても良かったみたいですね。
こういうところが今回良く分からなかった。
食料は、
前半、ゼリー系を6個持参。
後半もゼリー系6個補充。
2個だけ余る。
水は1.2リットル持参。
あとは適当に補給。
天子山塊に向かう時だけ、なみなみ2リットル補給。
今後のUTMF参加について
とにかく100マイルレースを完走したことは満足。
しかし、レースをしたという実感はなし。
とにかく第一回大会なのでいろいろと関係者もたいへんだったと思う。
これからさらにより良い大会になるよういち一競技者として応援して行きたい。
現時点では来年は参加しないと思う。
なぜならこのコースでのタイム短縮のヤル気が湧かないため。
ならば来年はエントリー競争もより激化しそうなので辞退しておいた方がいいかななんて思ったり。
まあ、とにかくいい経験でした。
日々のトレーニングはこちらで。
naoのジョグノート
by nao-yamaniiku
| 2012-05-21 08:40
| UTMF
|
Comments(14)
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nozomipapa
at 2012-05-22 12:27
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おつかれのところ、早速の完走記アップ、うれしい限りです。
おおらかなのに緻密、淡々としているのに楽しそうな、熟練のレース運びが伝わってきます。
それにしても、今回は天候に恵まれて本当によかったですね。
終盤レポートも、楽しみにしています。
おおらかなのに緻密、淡々としているのに楽しそうな、熟練のレース運びが伝わってきます。
それにしても、今回は天候に恵まれて本当によかったですね。
終盤レポートも、楽しみにしています。
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道の子より
at 2012-05-22 17:57
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完走おめでとうございます。
自分ができなかった分、本当に嬉しいです。
自分には、いろいろな意味で、難しいレースでした。
大きな代償を払っても、出場した価値は計り知れません。
目下どんどん引き下がれなくなっていますが、
こまった奴とは思わす、
これからもよろしくお願いします。
自分ができなかった分、本当に嬉しいです。
自分には、いろいろな意味で、難しいレースでした。
大きな代償を払っても、出場した価値は計り知れません。
目下どんどん引き下がれなくなっていますが、
こまった奴とは思わす、
これからもよろしくお願いします。
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nao-yamaniiku at 2012-05-23 07:20
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nao-yamaniiku at 2012-05-23 07:24
道の子さん
お疲れ様でした。
道の子さんは、まだまだこれからですよ。
あまり早くいろいろなものを手に入れない方がいいですよ。
ゆっくり行きましょう。
時間はたっぷりありますよ。
しかし、前方に道の子さんを確認したのに見失ってしまったのは残念でした。
お疲れ様でした。
道の子さんは、まだまだこれからですよ。
あまり早くいろいろなものを手に入れない方がいいですよ。
ゆっくり行きましょう。
時間はたっぷりありますよ。
しかし、前方に道の子さんを確認したのに見失ってしまったのは残念でした。
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くりすけ
at 2012-05-23 21:34
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お疲れ様でした。
レポを読めば読むほど、せっかく応援に行ったのにnaoさんに会えなかったのが非常に残念に思います。
それにしてもラストのハリ天さんとのゴールシーンは、なんだかドラマのワンシーンみたいで記憶に残りますね。すばらしい50代パワー(笑)ですよ!
レポを読めば読むほど、せっかく応援に行ったのにnaoさんに会えなかったのが非常に残念に思います。
それにしてもラストのハリ天さんとのゴールシーンは、なんだかドラマのワンシーンみたいで記憶に残りますね。すばらしい50代パワー(笑)ですよ!
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せいご
at 2012-05-24 07:58
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立派なタイムでの完走おめでとうございます。
私も折りたたみチャリ使用しました。
レース前は、なり天さんに出来ればnaoさんを目標にそして引っ張ってもらいたいなどと、とぼけたことを言っていました。
力が違いすぎました・・・・・
naoさんが謙遜ばかりするので調子に乗ってしまいました。
今後ともよろしくお願いいたします。
私も折りたたみチャリ使用しました。
レース前は、なり天さんに出来ればnaoさんを目標にそして引っ張ってもらいたいなどと、とぼけたことを言っていました。
力が違いすぎました・・・・・
naoさんが謙遜ばかりするので調子に乗ってしまいました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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nao-yamaniiku at 2012-05-24 20:15
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nao-yamaniiku at 2012-05-24 20:18
楽しかったですね〜。
なんか同じようなこと考えていたのを知って(例えばタイツじゃないとダメだと思っていたとか^^)、笑っちゃいました。
長すぎて色々忘れかけていたことが多いのでレポを書く時の参考にさせてもらってます。
ゴール写真がちゃんと撮れなかったとハリマネがちょっと落ち込んでいました。今回は長々とお付き合いありがとうございました。おかげさまでした。
なんか同じようなこと考えていたのを知って(例えばタイツじゃないとダメだと思っていたとか^^)、笑っちゃいました。
長すぎて色々忘れかけていたことが多いのでレポを書く時の参考にさせてもらってます。
ゴール写真がちゃんと撮れなかったとハリマネがちょっと落ち込んでいました。今回は長々とお付き合いありがとうございました。おかげさまでした。
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ハセリョー
at 2012-05-25 08:42
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お疲れ様でした STY走ってみてUTMFの完走、本当に凄い事だと思います! 深夜1時前にゴール後、テントで4時頃まで寝てしまいゴールシーンを見逃したのが残念です↓ またよろしくお願いします
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nao-yamaniiku at 2012-05-25 09:03
ハリ天狗師
まとわりつくつもりは全くなかったですが…
36時間もの長い時間のためか、記憶がごちゃごちゃになって時系列には思い出しません。
ゴール写真は十分です。
とてもうれしいです。
ありがとうございまいした。
ハリマネさんにも感謝です。
また宜しくお願いします。
まとわりつくつもりは全くなかったですが…
36時間もの長い時間のためか、記憶がごちゃごちゃになって時系列には思い出しません。
ゴール写真は十分です。
とてもうれしいです。
ありがとうございまいした。
ハリマネさんにも感謝です。
また宜しくお願いします。
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nao-yamaniiku at 2012-05-25 09:08
ハセリョーさん
STY、好記録での完走おめでとうございます。
さすがですね。
いつ抜かされたのでしょうね。
天子山塊のどこかだとは思いますが、ハセリョーさんをチェックしていましたが分かりませんでした。
また、どこは試走にいきましょうね。
STY、好記録での完走おめでとうございます。
さすがですね。
いつ抜かされたのでしょうね。
天子山塊のどこかだとは思いますが、ハセリョーさんをチェックしていましたが分かりませんでした。
また、どこは試走にいきましょうね。
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sasashin
at 2012-05-26 10:33
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nao-yamaniiku at 2012-05-26 13:09
sasashinさん
西富士中学校にsasashinさんがいるということでしたので、無様な姿は見せられないでしょう。
ようやく富士山の手ぬぐい目的を果たしました。
西富士中学校で元気もらいました。
本当にありがとうこざいました。
西富士中学校にsasashinさんがいるということでしたので、無様な姿は見せられないでしょう。
ようやく富士山の手ぬぐい目的を果たしました。
西富士中学校で元気もらいました。
本当にありがとうこざいました。