nao山に行く

2016年正月明けにくも膜下出血で生死をさまよう。なんとか生還し山のレースに再チャレンジ目指しています。
八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース(第3関門まで)
9月11日(水)

豪雨の中、第1関門を後にする。
川のように雨が流れるロードを下る。
こりゃ、いいや。
しばらくすると左に折れ、石がゴロゴロしているトレイルに入る。
ここもグチャグチャ。
登山道が川になっている。

何人かの選手が戻ってくる。
この大雨では、先に行くのは無理だと言う。
「そっかな?」
自分は、この大雨でモチベーションアップ。
ひょいひょい石から石へ飛んで行く。
でも、待て待てここはセーブ、まだ先は長いぞ。
c0206177_17565174.jpg

そして、八ヶ岳林道へ入る。
少し雨は小降りになる。
この林道はゆるい登り。
野辺山ウルトラならば、みんな走っているところ。
でも、もうオレらレベルでは走り続けられない。
80歩走って50歩く、いつもの作戦。
無理はしないけど、走りを入れる。

c0206177_17562253.jpg

チーム「元気外人」のコリン・ヤーカー氏と。
60歳を過ぎてますます元気だ。
オレもこういう元気外人になりたい?

この林道の途中で日が暮れてライト点灯。
昨年同様、ほとんどヘッドライトだけで行くつもり。
一応、ハンドライトはズートのパンツのポッケに入れておく。
第1関門から18㎞先の第6エイドまでは長い。
ずっと同じような道が続く。
精神的に辛いところ。

80㎞地点を通過。
ようやく半分経過、ここまでいろいろあった、もうヘロヘロだよ。
この先の80㎞は何が待ち構えているのだろう。

エイドは81㎞なのであと少しと思っていた。
しかし、行けども行けどもエイドは現れない。
なんだよ、ないのかよ…
追いついた選手と文句を言い始めると、前方に明かりが。
結局、ガーミン計測で3㎞ほど先にあった。
一緒にエイドに入った人が「81㎞じゃないよ」と言ったら、「OSJですから」。
八ヶ岳の場合、すべて「OSJですから」で納得してしまう。
水も当初は2リットル必須のようなことを言っていたが、昨日の競技説明会では1リットルもあればいいです、なんて。
競技説明会に参加してない選手は2リットル持って行ったろう。

どこも同じような簡易なエイドなので何があったか忘れたが、水だけは補充したと思う。
簡易といっても昨年よりはずっといい。
八ヶ岳に比べればUTMFのエイドは、レストランとホテルだね。
八ヶ岳では、休むところもない。
しかも、今日は雨なので地面に座り込むのも…
昨年同様、水以外はあまりあてにしてなかったけどね。
まっ、持論として、100マイルはこのぐらいの方がいい。

さて、あと13㎞ほど行けば96㎞地点の第2関門の松原湖だ。
ここには、デジットバックがある。
そろそろ持ってきた食料も尽きかけてきた。
c0206177_17584373.jpg

ここでガーミンの充電を開始。
デポジットに充電器を預ける作戦。
しばらくアスファルトの下りそして登りが続く。
昨年は、ここでハイドレが凍結し始めたところだ。
今年は雨模様だけど気温的には快適。
イメージとしては、10月のハセツネと同じような気候かなと思っていたが、だいたいそんなものかな。
時折、激しく雨が降らなければレインウェアは要らないと思う。

5~6㎞進んだところで、トレイルを松原湖まで下る。
ここは、新コース。
トレイルの下りなのでハンドライトも点ける。
競技説明会では、いい下りのトレイルと言っていた。
たしかにそうだけど、90㎞走って来てからの下りは辛いよ。
キツかったが第1関門から第2関門までは抜かれることはなかった。
他の選手もみんなダメージが大きいのだろう。
不思議だよなあ、天女山まではあんなにダメだったのに…
ようやく民家のあるところに出て、しばらくすると第2関門に到着した。
ここまで16時間33分かかる。
c0206177_1802226.jpg

ここは、唯一建物の中に入って休める場所がある。
デポジットを受け取って雨に濡れない軒下で荷物を取り出す。
先に行くつもりだし寒くはないので、建物内には入らない。
ゼリー、オレンジジュース、眠気覚ましを飲む。
ここは、唯一エイドが充実していた。
豚汁2杯、おにぎり、バナナを頂く。
お腹は満腹、満足じゃ。
グローブをザックに入れる。

第2関門には、さほど留まらず出発する。
すぐ先のトイレに寄る。
去年もこのトイレを利用したっけ。
ここからは、単調なロードの登り。
ここは、走らず、ずっと歩き。
前後には誰もいない。
あまりにも単調過ぎて眠くなって来る。
時刻は22時過ぎ。
ここでは、まだ眠くはなりたくない。

まるでひとりでレースしているようなほど、本当に誰にも会わない。
道があっているか不安になるが、ところどころでカラーコーン、矢印などがあるので大丈夫。
ようやく平坦になりトンネルがある。
ここでようやく2名の選手に追いつく。
お互い「寂しいですねぇ」と。
なにせクルマもほとんど通らない。
ここからスローだけど走る。
先の八千穂レイクは昨年エイドがあったけど、今年は通らず。
非常に面白くないロードを、一人でひたすら走り続ける。
第2関門から17㎞先の第7エイドまで遠い。
エイドに近づきだすと不思議と人が多くなる。
多いといっても4~5人だけど。
エイド到着、「107人目」とスタッフに言われる。
そうか、でも、きっと後ろはあまりいないぞ。
あまりの選手の少なさに完走率は低いと思った。
時刻は0時過ぎ、ここでヘッドライトの電池交換をした。

ここから19㎞先の、2090mの大河原峠までは林道が続く。
113㎞の距離を踏んできたけど、まだ身体は動きそうだ。
下り基調の林道をしばらく走る。
ここまでは、まあまあなペース。
大河原峠への登りもこの分なら元気よく登れそう…
下りが終わって、左に回り込んで登り開始。

すると、いきなり睡魔が襲ってきた。
「こりゃ、眠い」
水を飲んでみたり、SAVASを摂ってみたり。
でも、効果なし。
まいった、一気にペースが落ちた。
右へ左へ蛇行。

昨年、岩から飛んだ川になっている場所に来た。
今年は、雨でさらに増水。
今年は、石が凍っていないので石を伝って渡る。
この時だけ目が覚める。

天女山までも辛かったけど、ここもたいへんだった。
座り込みたいが、根性でガマン。
座って寝たってこのぐらいの雨じゃ平気だけど、少しでもタイムを良くしたいという欲がある。
膝座に両手を当てて目をつぶるとふらつく。
こんな繰り返し。

幸いなことに、同じ目に合っている赤のレインウェアの人と前後。
お互い「眠い眠い」の繰り返し。
彼とは大河原峠手前までほぼ同じペースだった。
こんなフラフラ状態だから、たまに抜かれ始める。
まあ、仕方なし。
曲がらずまっすぐ行って溝に落ちたり、転んだり。
第7エイドから4時間4分もかかったけど、ずっと眠さとの戦いだった。

ようやく5時過ぎになり明るくなり始めた。
ヘッドライトも消灯。
長かった夜のパートも終了した。
明るくなると、これまた不思議、目が覚めるんだよなあ。
訳が分からん。
一気に元気になる。
そうすると走れるようになる。
やったぜ。

c0206177_17593667.jpg

c0206177_17595737.jpg

2090mの第7エイド大河原峠、132㎞地点。
ここは、テントにストーブがあって暖が取れるらしい。
が、今のオイラにはそんなもの不要。
水を補給して、さっさとスタート。
ここからはずっと下りだ。

大河原峠から第3関門の白樺湖までの17㎞は絶好調。
抜かれることはなく、大河原峠で抜かれた分プラスアルファで抜きまくり。
やるじゃん、オレ。
でも、悲しいかな大河原峠まで24時間28分もかかってしまったので、タイム的には30時間オーバー確実。
でも、いいや、全力でゴールしてやる。
なんとか今年も100マイルレースを完走できそうだ。
第3関門の白樺湖に到着。
タイムは27時間30分。

フィニッシュ編に続



日々のトレーニングはこちらで。
naoのジョグノート
by nao-yamaniiku | 2013-09-11 21:53 | 100マイルレース | Comments(0)
<< 八ヶ岳スーパートレイル100マ... 八ヶ岳スーパートレイル100マ... >>

by nao
プロフィールを見る
画像一覧
今後の予定
5月
20日(土)〜21日(日)
トレニックワールド100mile
最新の記事
今日は孫2号と...
at 2017-03-25 21:52
春は足踏み
at 2017-03-22 22:33
三浦半島まで
at 2017-03-20 22:20
バイクの整備
at 2017-03-19 17:43
ハセツネ30k2017年7回..
at 2017-03-18 17:38
以前の記事
カテゴリ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
お気に入りブログ