nao山に行く

2016年正月明けにくも膜下出血で生死をさまよう。なんとか生還し山のレースに再チャレンジ目指しています。
ハセツネ2015年
ハセツネは難しい...というのがゴール後のみなさんとの会話だった。
一応、レースでのPBだけど、もっと出来たはず。でも、実力通りと言えばその通りかな。

本当に山トピ、ヤフシゲさまには感謝しています。好きな時間に勝手に来て帰ってしまった。レース前、レース後の待ち時間は快適だった。たいした御礼も出来ずに恐縮です。

受付を終えて体育館へは11時半ぐらい。受付でJIROの会員カードを間違えて去年のを持って来てしまったので、時間がかかってしまった、迷惑なおバカオヤジなのである。

ウェアは、上から
パワーメッシュ、アンダーアーマーの長袖、TREK NAOユニフォーム、グローブ。
インナーパンツ、タイツ、ランパン、ソックス。
シューズは、左の靴擦れも治ったようなのでHOKAスティンソンATRと勝負に出た。
頭には手ぬぐいを巻く。あとメガネ。

持ち物は、inoxに
水2リットル、食料はジェル系各種、あんぱん。
トレントフライヤー、冬用グローブ、テープ、替え電池、スマホ、小銭。
ライトは腰、ハンドライト。

トイレはアドベンチャーグリーン控室の傍が空いている。こういう時、アドグリだと便利。だけどノーチェックである。(秘密である)
スタート位置には12時10分ぐらいに行く。すでに大勢並んでいた。10時間の真ん中ぐらいに位置して、周りのお知り合いの方々と談笑。変な余裕あり。

スタートロスは35秒ぐらい。予定通り広徳寺まではスピードを上げる。が、すでに最初の登りで渋滞。変電所までは数珠繋ぎ。まあ、慌てても仕方ない。でも、このポジションで渋滞とは…
今熊神社まで26分台。渋滞の割りには意外と早いか。
ここからは、作戦通り後ろからついて行くだけ。でも、心拍数は170を超えている。ムムム...
緩い登りは走りたいが、みんな歩いているので歩く。平坦、下りはスピードが上がる。調子は悪くなさそう。
登りのパートで最初のジェルを補給する。今回は、前半多めに食料補給するつもり。
入山峠まで1時間1分。渋滞の割りにはまあまあのペース。
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写真はsuuさんから。今日はあっちのレースのはずなのに...
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さて、ここから市道山分岐までが自分にとってポイント。ここは我慢して進むこと。最初の下りで抜かした人がすぐに大転倒。声をかけるが大丈夫そう。市道山分岐までは抜かされる方が多かった。相変わらず心拍数が170辺りなのが気になる。ついて行ってるだけなのに...
いつもの練習のペースに持込みたいが、なかなか難しい、というか無理。前後に人が数珠繋ぎなのである。
市道山分岐までは1時間51分。区間は49分台。いつもと同じ時間だけど、ペースが違う。

市道山分岐からの下りは嫌な感じ。苦手な下りで後ろの足音が気にかかる。気にしなきゃいいのに、チキンなのである。
平坦地でもペースは上がり目。なんかしっくりこない。が、これがレースなのだと言い聞かす。
逆に登りになるとペースが落ちる。抜かしたいが、極端に遅い選手以外は抜かさない。
醍醐丸は、いつもながらの大応援だった。
醍醐丸、区間は32分。まあ普通。

でも、醍醐丸から先の下りで、右だか左かは忘れたけど、大腿筋内側がピクピクしだす。『そんなあ...』
ペースを落としたいが、周りのスピードについて行く。『大丈夫さ』と言い聞かす。でも、徐々に怪しくなって来る。
連行山の登りで完全にケイレンの兆候。まったく...である。最近はおとなしかったのに。すぐに消えることを期待しながら先に進むが、心拍数は相変わらず170ぐらいを示している。
それでも緩い登りは走れるし、はた目で見るとケイレン間際には見えないだろう。
ケイレンの試金石の軍刀利神社の階段の登りも無事にクリア。よしよし...
浅間峠は3時間31分40秒。415位。手前でヤフシゲ師のサプライズ声援。怪我をされているのに感謝です。

いつもとほぼ同じタイム。でも、ペースが違う。自分のペースで走れていない。なので足の負担は大きい。行先に不安が募り出す。

浅間峠では、若干の寒さを感じた。トレント、冬用グローブをいつ取り出すかなんて考えたり。まだ暗くはなっていない。

声援に押されて先に行く。薄暗くなった日原峠辺りでライトオン。そして、この辺りでケイレンもスイッチオン。立ち止まってストレッチ。くそっ...
でも、走るペースは遅くはない。時々ケイレンするだけ。だけど、それ以降は両足の大腿筋内側、スネが交互にケイレンするようになり、立ち止まったり、スピードダウンしたりする。
選手間は、たまに4〜5人の集団になるが、すぐに解消される。基本的に単独走になれるのでよろしい。
この時点では12時間切りは難しいと思った。この手のケイレンは、長続きすることを経験で知っているからね。
試走では楽しく走れた笹尾根だったが、本番では苦しんだ。でも、ようやく人を気にせず自分のペースに持ち込めるようになった。
曇っているせいか、少し霧が出て来たが、腰と手のライトで、地面と近いのであまり見通しは悪くない。今日はハンドライトを点けている時間は長い。大ダワで電池交換のつもりなので、ケチらない。(これが普通だけどね)
西原峠まで区間、1時間37分台。ペースが落ちているが、仕方ないだろう。

三頭山への登りで、あんぱんを食べるが、パサパサでなかなか喉に通らない。水で飲み込む。でも、ケイレンが... 何度か立ち止まる。
なんだか、上から水が落ちていると思ったら予想外の雨だった。
この辺りで、寒くなると思ったが気にならなかった。これも予想外。いつものハセツネと同じような体感温度だった。(あくまで個人主観)
とにかく、このパートで食べなきゃとジェルも吸いながら懸命に登る。避難小屋までの少しの登りで足が棒のようになってしまう。避難小屋の横でケイレンが過ぎ去るのを待つ。
頂上までのちょっとした登りも足がきつい。登り切って三頭山山頂、6時間を少し超えていた。区間は52分台。やはり50分切れていない。少しずつ試走タイムより遅れて来る。

山頂では、休まないつもりであったが、ストレッチをする。鞘口峠までの下りは、選手の後ろからついて行くつもりなので、3人ぐらいのパックが山頂を通り過ぎてから行く。(ズルイのである)
下り始めて道を譲られるが、嫌なものである。
でも、足は進み鞘口峠までは無難に下れた。
でも、鞘口峠からの登りですぐにケイレンで立ち止まってしまう。鞘口峠からの登りもキツイコースである。月夜見まで遠くないので水をチューチュー吸う。鞘口峠から御前山までは一番ケイレンに悩まされた区間だった。登る・走るペースはそれなりのスピードだけど、小刻みにケイレンをやり過ごすために立ち止る。だけど大ケイレンがないのが、まだ救いである。
雨は降っているが、全然気にならない。寒くはないし、どうやらトレントの出番はなさそうである。
ようやく第二関門の月夜見駐車場に到着。7時間3分23秒。343位。
ペースが落ちていると思ったが、順位は72位も上がっていた。わからん。

水をハイドレに入れて頂くが1.5リットル入らなかった。残りはフライングタイガーで買ったソフトフラスコ(これにジェル6本分入れていた)もどきに400ccぐらい入れてもらった。水の消費は例年より全然少ない。ここは給水だけしてすぐに旅立つ。ケイレンしているので時間を惜しんだ。

最初の下りは、思ったよりキツクはなかった。でも、その後の平坦部分がさほど走れず。登りで挽回のつもりも足がピクピクして立ち止まる。心の中で『こんなはずでは…』と思ってもこれが現実である。惣岳山までの登りで『今日はダメかも』と思い始める。『いや、まだ動ける』と心の葛藤が続いた。毎回のごとく、ここの登りが試されるところである。今の足の状態とゴールまでの距離と時間を考えると気持ちが萎えてしまう。でも、先に進まねばフィニッシュはない。不思議と抜かされることはなく、何人か抜かした。みんな苦しいのである。
惣岳山山頂で足がいっぱい。小休止。その後の御前山への登りはステップが大きくなり足の負担が大きい。
月夜見山駐車場から60分ぐらいかけて御前山到着。

さて、嫌な鞘口峠への下りである。ここもコバンザメ作戦。選手をやり過ごしてから後ろにつく。
最初の階段の段差は大きい。その後はガレ気味の下りが続く。今回は不思議と下りの方がケイレンがない。でも、大ダワまでの途中にあるわずかな平坦、登りがダメ。それでも下るスピードはそれほど悪くはない。一人二人、抜かされるが、抜かすことの方が多い。
靴擦れのするスティンソンATRだけど、先日に膿んでしまった左側は大丈夫。逆に右側が少し痛くなる。わからん。でもフィニッシュまでなんとかもった。靴擦れ以外はいいシューズである。滑ってこけることもなく、足裏には優しい。
鞘口峠の区間は34分台。この状態ではまあまあかな。

大ワダで予定通りに腰ライトとハンドライトの電池交換をする。今日のレースで初めて座込んだ。

大岳山までは走れる区間という人がいるが、自分的には走れる区間の前のダラダラ登りの印象が強い。大岳山まではほぼ一人旅が続いた。少しずつケイレンがなくなって行く感じだった。でも、大腿筋の痛さは続く。大岳山の登りは、ケイレンなく登れた。いい感じになって来たぞ。
でも、大岳山の下りは段差が大きく、しばらくはチンタラ下りになってしまう。神社を過ぎて岩場も過ぎると、いつものように普通に走れるようになる。水場でソフトフラスコもどきに水を補給。今日は不要だけどついつい…
長尾平までの平坦地は快調に走れた。
そして第三関門の長尾平へ。10時間3分39秒。297位。

タイム的には11時間台で行けそうだが、まだ足の状態に不安がある。過去、何度か金毘羅尾根を歩いたこともあったし。この区間に走れないと時間がかかってしまう。

長尾平の声援を受けて、10mぐらい進んだら突然、下腹部が痛くなった。『なんだ、こりゃ?』 痛くて走れない。
ちょうどすぐ先にトイレがあるので小をしてみた。少し良くなったか?実は、スタート後今熊山あたりで尿意がしてトイレに寄ろうかと思ったが、がまんしているうちに尿意がなくなった。その反動かな?
様子見でゆっくり走るが、痛くなったり収まったり。おかげで足のケイレンを忘れることが出来たりして。トイレに寄ったロスを挽回したいので、がんばって走る。どうやら走りきれそうである。
日の出山への登りは快調に登れた。
ちらりとガーミンを見たら10時間28分だった。

ここから全力で行きたいが、階段状の下りでいよいよ下腹が痛くて歩くようなスピード。参った…急な下りだとダメみたい。階段を降り切ったところまでで5人の集団に抜かれる。ダメかもしれない… 弱気。
なだらかな下りを顔を歪めながら走る。なかなか痛みが引かない。がまんの走りが続く。この状態だとギリギリ12時間切りかと思い始める。怖いので時計は見ない。良く知ったコースなので距離感が分かる。なので今いる場所と走っているペースとで、なんとなく時間はつかめてしまう。
歩いている人は抜かすけど、抜かれることの方が多い。でも、だいぶバラけて来ているようで単独走が続く。ここですでに今回の反省を始める。この時とレース終わってから考えたことは、近いうちにね。
まだ、レースが終わったわけでないのにいろいろ考えているうちに、下腹部の痛みが消えていた。そうなると俄然、『行ってやろう』という気持ちが燃え始める。ちょうど、日の出山とゴールの中間点の岩の辺り。
一気にスピードアップ。おおっ、どこにこんな力が残っていたんだ。ここからは走りまくり抜きまくり。緩い登りもガンガン行く。息もゼーハー、声を出して喘ぐ。そうか、オレはこれをしたかったんだと思った。苦しいけれど全力でフィニッシュすること。このために1年間がんばって来たのか。戦う相手は、誰でもない自分自身なのである。途中で諦めないこと。やめないこと。続けること。ブレないこと。実は簡単じゃない。でも、充実感・達成感はあるだろ。そうか…
フィニッシュは11時間37分55秒。291位だった。

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ハリマネ嬢より

2015年ハセツネは一年間走りきったレースとなった…

レース前は『もう最後』とつぶやき、レース直後もみんなに『もうやめた』と言いふらしていた。
だけど、足りない『こと』が分かった。その『こと』に挑戦すべくか。諦めるか。見ないふりをするか。答えなんて簡単さ。『やるしかないだろ』

レース前、レース中、レース後にたくさんの方にお会いしました。声援も頂きました。ありがとうございました。心より御礼申し上げます。



by nao-yamaniiku | 2015-11-02 19:10 | ハセツネレース | Comments(0)
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