57歳になった。
毎年そうだけど、特別なことは何もしない。しいて言えば昨日は8時前に帰れたので、その分、寝る時間があり、結果、今朝はいつもの10㎞ランが14㎞になったぐらい。
世の中的な区切りは元旦。企業の場合は年度初め。学生は新学期。
誕生日は自分だけの1年の区切りとなる。なので、特に人からお祝いされなくてもいいのである。と強がり… 静かな気持ちで、過ぎ去った1年のことを思い、これからの1年のことを考えればいいのである。
親父が56歳で脳溢血で倒れ、その後、いったん回復するも、59歳と5ヶ月で亡くなった。もちろん、そのことは、もの凄く意識していた。昨年はレースでまあまあな結果を残し、56歳になった神宮外苑24時間でも目標の200㎞を越えた。禁酒もしていた。だから息子のオレは親父と違うと思った。
結局、同じだった… クソ親父が呼んでいるのか、バカヤローである。退院して親父の墓に行った時、『息子を呼ぶなよ…』とボロボロと涙を流した。
人生で最悪な56歳だった。
だけど、最近はそうとも思わなくなって来た。身体が元に戻りつつあるからだろう。
当たり前だけど、今年は、いろいろな方から、心配され、元気になって喜ばれ、気にかけてくれた。みなさんのお心遣いをありがたく思った。身体は最悪だったけれど、心温まるものをたくさん頂いた。
結果、悪いだけでない、いい1年でもあったかな。いろいろ教えられた1年でもあった。病気をしなければ気づかなかったと思う。
さて、心配なのは、このまま1年前と同じ道を歩いている気がしてならない。返す返すも神宮外苑24時間走は余計だったよ。
DNSの選択もあるぜ…
『12月はノンビリした方が身のためなんじゃない?』と小悪魔がささやくのである。