トレニックワールドin外秩父
彩の国がまったくダメなDNFだったので、すっきりリベンジという思惑でエントリーした。距離は50㎞だし何とかなるだろうと思っていた。
彩の国が終わって、登り下りのピストン練習やハセツネ全周では、まあまあな走りが出来た。この2週間ほど、慢性的な疲れも感じていたが、ちょっぴり自信があったおバカなのである。
スタート前にあべっち夫妻より、腕に貼るコース高低図を頂いた。遠目で見ると、とうとうnaoさんもその道に入ったか、と思えるタトゥのようである。でも、これが結構、役に立ったのである。地図を出すことなくポイント、エイドの距離が分かった。
スタート前は緑オニくんとゲートの外でお話し。いつの間にかスタートが近づいて、なんとなくスタートゲート近くに行くという、実力のないくせにズルい奴なのである。
スタート時間は7時半。この時点ですでに酷暑なので、これからのことを考えると思いやられた。最初のロードの3㎞は抜かれっぱなしであった。まあ、いいさ。
トレイルに入って、ペースが速かったら嫌だなあと思っていたが、みんなさんも自重しているよう。ついて行くのは楽じゃないけど大丈夫。それでも実力者には抜かされる。
トレイルに入った4㎞ぐらいだったかなあ…先行者が全員ロストの場面もあった。でも、コースは地図を見なくてもマークが付いていて、ロストした個所以外はまったく問題はなかった。
5㎞ぐらいのところで、そげんさんが抜かして行く、続いてあめっちさんも… ヨーイ・ドンのレースで彼らより前にいたのは始めてであると断言できる。
しかし…暑い。途中でモーリー君が撃沈したようで少し一緒に走るが、その後、彼は大復活して総合12位でフッイニッシュした。あべっち奥様もボッーっとしているところを先行したが、復活して、終盤、サーッと抜かれた。女子2位、年代1位だって…
それに比べて、オレ様は時間が経つにつれて、完全に熱中症気味。頭がモワッとして来て、頭が痛くなったらまずいと思った。少しペースを落とすこともあった。naoさんにしては大人の対応である。
レース内容は時系列に覚えていない。約12㎞の大平エイドに着いた時は、1リットルの水はほぼ消費。予定通りバイクボトルにお茶、ペットボトルに自作ジェルを溶かしたものを持参した。エイド間は5㎞ぐらいだったけど、すべてのエイドで満タンに補充した。
エイドに着くとマイカップでコーラなどを飲む。水分の摂り過ぎでお腹の変調には気をつけたが、飲みたい…という欲望には勝てないね。
食料は、ゼリーを2個持参。少しずつ補給した。エイドでの食料はフルーツやプリン系など。パンも食べたけどあまり摂らなかった。お腹が空かないんだよなあ。
お腹が重たくなった場面もあったが、気持ち悪くなることはなく、胃腸は概ね大丈夫だった。
最初のエイドを過ぎるとずっと登り基調になる。でも、いったん下ったり… そしてまた登り。残念なことに練習を積んできたはずの登りのパワーが出ない。でも、ミドルの選手に追いつき始め目標にはなる。彼ら彼女らを追ってのレースになった。
約18㎞地点の釜山神社エイド。2時間40分55秒(63位)。この時点では80位ぐらいかと思っていた。それだけ抜かされた感があった。レース中は自分のポジションがさっぱり分からない。でも、なんとなくみんなも苦戦しているとは思った。
途中でヤフシゲ師とお会いしたがどこだか忘れてしまった。開けた秩父高原牧場のように日差しが出るところは強烈な暑さ。山の中は風が吹いて助かる。
ロード率が40%近くあると言われているが、ロードといっても登りがあったり楽じゃない。逆に炎天下の長いロードだと、早く山道に入らないかと思った。
約24㎞の秩父高原牧場エイドからの登りはキツかった。『リタイア』がチラついたりもした。まだ先が長いのでめげてしまう。
定峰峠エイド約29km。4時間44分3秒63位。
順位はフィニッシュしてから分かったが、63位は釜山神社と変わりない。
この辺りからは、いつものように同じような人達を抜いたり抜かされたりする。でも、今日はミドルの選手の方が多くて、ロングの選手は隠れたような状態だった。
定峰峠エイドからの登りもがっかりである。このレースはエスケープルートがあまりなく、定峰峠エイドからリタイアした人が多かったようだ。気持ちは分かる。
白石峠からは、去年秋からのレースで何度も通ったエリアになる。知った場所だとホッとする。小刻みな登りはあるが、長い登りはなくなる。
オクムのコースで毎度の奥武蔵の女神と出会う。冷たい水をかけてくれたり、アイスをもらったり。元気になったぜ。おかげで大野峠エイドまではいい走りが出来た。ありがたいなあ。
大野峠エイド約34km。5時間50分33秒57位。
順位が上がったのは彼女のおかげである。
飯盛峠までは、足がピクピクしていたが、なんとか痙攣を誤魔化せていた。
でも、とうとうお出まし。左の大腿筋内側、かばうと右側になるのはいつものことである。そうなるとロボット歩きで下れなくなる。
野末張見晴台エイドからは、タイムの稼げる下りかと思ったが、さすがにトレニックワールドである。右下に走りやすそうなトレイルを尻目に、なんでこんな難しいとこを、しかも終盤に走らせる、いや、歩かせるのか... バカヤローである。
タイム的に9時間がギリギリ...
ようやく下り切ったロードは、暑ちぃ... なんだこりゃ。走れんわ。
最終エイド大満農業集落センター7時間56分47秒58位。
ここでジャバジャバ水をかぶりまくり。桂木山の最後の登りに備える。
でも、ここの登りはダメだった。暑さでいよいよ頭がおかしくなりそう。とうとう何回か立ち止まってしまった。そして、ロングの選手に何人か抜かされる。くそぉ〜。
ようやく下りに。もう抜かされないぞ、と残りを全力で走る。
フィニッシュタイムは8時間46分25秒。総合順位は62位/399人。年代別16/92人。
なんかなあ...
総合順位はまあまあだけど、年代別16位はがっかり。せめて一桁を狙っていたのに。でも、これが実力。条件はみんな同じだからね。暑いせいには出来ない。
さて、いよいよ違う練習をしないとさらなる向上は見込めない。同じことをしても同だからね。
モーリーくんに高麗川駅まで送ってもらい、家に着いたら孫2号一家がいた。みんなから『遅い』と罵声。ジィジには厳しいのである。そんなこと言ったって聞いてないし... タイムを酷評されているようで...
どうやらファミレスで夕食するらしい。フィニッシュ地点のゆうパーク越生で風呂にも入らなかったのに....
ダッシュでシャワーを浴びて15分後には出発よ。グロッキーの上乗せなのだ。
by nao-yamaniiku
| 2017-07-10 21:27
| トレイルレース
|
Comments(2)
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by
yahushige
at 2017-07-11 09:28
x
読ませていただいたらあの日の悪夢(オクムじゃなくて)が
蘇りました。
桂木山、標高3,000メートルくらいあるんじゃないですか!。私はすっごくキツかったです。
ゆうパークのお風呂は私もパス。
naoさんは時間が押していたからですが、私は待ち時間
15分と言われたからです。
本当にお疲れ様でした!。
蘇りました。
桂木山、標高3,000メートルくらいあるんじゃないですか!。私はすっごくキツかったです。
ゆうパークのお風呂は私もパス。
naoさんは時間が押していたからですが、私は待ち時間
15分と言われたからです。
本当にお疲れ様でした!。
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nao-yamaniiku at 2017-07-11 20:29
yahushigeさま
あの最後の桂木山には参りました。最終エイドから眺めて、それだけでメゲてました。最後まで苦労させられました。
まだまだ疲れは取れませんし、昨日、今日も暑かったですね。夏バテに気をつけて下さい。
あの最後の桂木山には参りました。最終エイドから眺めて、それだけでメゲてました。最後まで苦労させられました。
まだまだ疲れは取れませんし、昨日、今日も暑かったですね。夏バテに気をつけて下さい。