『駅伝マン』著者アダーナン・フィン。この本は2015年11月に発売された。
ランナーのくせに、マラソンや駅伝にはあまり興味がなく、オリンピックのフル、箱根駅伝などは見ず。自分の走りとは違う世界のお話だし、人様が走るのを見ても面白くない。長時間だしね。TJARやUTMB、MFの動画も興味なし。ランニングレースで観るのはトラック種目1万メートルまで。
なのでタイトルの本は自分が買うはずなく、借り物である。2016年の春、脳疾患で療養中に何冊か借り貰いした?本のうちの一冊だった。
当然、もともと駅伝に興味は無いので読むつもりはなかった。でも、通勤電車で読む本がなく、片道だけでも繋ぎでと思ってカバンに入れた。完読するつもりはなかった。
ところが最初から夢中で読んでしまった。もっと早く読めば良かったと後悔。タイトルだけでは本の価値、内容は分かるものでない。
著者のイギリス人、アダーナン・フィン氏に駅伝のことを、日本の長距離界と世界の常識、走り方... そして、日本のことを教わったよ。
彼は外国人のため、変な配慮は必要なく、日本の長距離界の有名人に対しても思ったことを記述している。この本は日本人では書けなかったと思う。
良く見れば出版社は早川書房だった。初めから出版社が分かっていれば、翻訳本のスペシャリスト版元なので、単なるスポーツランニング本ではないことが、分かったはずである。失敗... でも、読んで良かったよ。
日常的に本を読む習慣のあるランナーには超オススメである。
この時期、ピーカンの外回りはシンドイけれど、時折、激しく雨が降ったりするのも困ったものだ。昨日の昼過ぎなんて、カサは役に立たなかったよ。
だけど走るのと寝るのには絶好の天候である。気持良く走れ、睡眠時間は短いがぐっすり眠れる。そのせいか連続トレーニングはひと月を超えている。
昨日も今日も走り出しは、Tシャツ+ランパンじゃ、肌寒いぐらいだったよ。しかも夏至から2ヶ月近く経ったので、5時ぐらいは薄暗くなった。もう、夏じゃない感じである。
だけど、そんな気候なので、感じるペースよりキロ30秒ぐらい速い。秋のランだね。
今週いっぱいはこんな天気が続きそうなので、ランニングは続けてみるよ。
困っちゃったのは、先日の撃沈ハセツネ試走。本当は上手く走って、また、今熊山に通おうかと思っていた。ところが、まるでダメな走りだったので取り返そうと企んでいる。
精神的に強い人は、ダメでもなかったことにして、次に進める。ところが脳疾患に現れているように、常に気持ちが揺れているnaoさんは、次に行けないのである。
この場合、またヤラレてだんだん自信が無くなるのがいつものことである。
まあ、そうは言うもののまたコースに入るよ。日曜日は仕事があるので土曜日しかない。全部は時間的に無理だけど... 次週の週末は予定が立たず。休みがないかも。可哀想過ぎるのである。
せめて土曜日は、この天気が続けばいいが...
戦後72年が過ぎて、世間的には徐々に記憶が薄らいでいくようである。6日の広島、9日の長崎の両原爆投下の日も東京での扱いは少なくなっている。
20代、30代の頃より先の大戦の知識を得ようとしている。毎年、この時期は戦争に関する本を読むのが定例となった。知らなかった、知らなければならないことを教わらないとね。
50歳も後半になり、自分のゴールが遠くに見え始めると、子供達や孫世代の将来のことを考えてしまう。末長い人生を堪能してもらいたいものである。
今年は、人気作家の西村氏が書いた戦争体験の本を買った。西村氏の本はもう何年も読んでいないが、当時15歳の少年が経験しなくていいような体験をする様は、同じ日本人として考えさせられるものがある。
何にせよ、当時の日本のリーダーは国民のことを考えて戦争をしたとは思えない。他国の人も多数殺害した。アメリカのリーダーは、日本の国民を人間と思っていなかったに違いない。だから原爆の投下が出来たのだろう。
異常な時代からまだ72年が過ぎただけである。周辺を見渡せば、恐ろしいことでいっぱいである。
もしもの時があったら、若い未来ある若者の代わりに、オレが盾に...と思ってしまうなあ。
身体には助かるけれど、夏は夏らしい天気じゃないとね。
昨日の日曜日までの三連休で夏休みは終わった。実は8月の三連休は久しぶりだった。子供達が全員成人したので、本来は好き勝手に過ごせると思っていた。だが、孫が出来てから孫に振り回されてしまうのである。これもまた楽しや。
山の日は孫2号のパパママに用事があり、一日中一緒に遊んだ。
土曜日は、そのせいか?ハセツネ全周も撃沈、まあ、いつものことだからね。
日曜日は、孫2号が最近、動物に目覚めたので上野動物園へ行った。
上野動物園は何十年ぶりだろ。
GWは、孫1号、2号と多摩動物公園へ行った。孫がいなきゃ、動物園なんて二度と行かないだろう。
しかし、暑い... 動物も人間もグデグデである。
パンダ、トラはピクリとも動かず。ライオン、ゴリラは姿を見せず。草食動物のキリン、ゾウは動いていたけどね。
ラッキーだったのはカバだった。ちょうど飼育係さんがリンゴを二個持って出て来た。ちなみにオレ様は幼少の頃から、動物ではカバが一番好きだった。
ナイスなタイミング。と言っても娘が撮ったが...
お盆なのに思ったほど人が少ないと思ったが、すぐに理解した。夏の動物園は過酷である。山を走ったと同じ汗の量。ヘロヘロだぜ。
でも、文句は言わない。
全力です。
これにて夏休みは終わりである。
ずっと前から今日は、ピンポイントでロングトレイルを狙っていたのである。
当初は今熊山辺りを10時間やるか、なんて思っていたが、あまりにもキツそうなので、ハセツネ全周に逃げた。
五日市中学校を6時半前にスタート。
事前情報だと、kojiken氏が追って来そうなので慌ただしくスタートなのである。
調子は良さそう。今熊神社への道を曲がったところで、やはりkojiken氏が追いついて来た。入山峠まで一緒。久しぶりなのでお話しながらランデブー。なかなかいい感じ。
ここまでは良かった。
入山峠まで1時間3分。うーん、もうちょっと早いと思ったが...
用事があるkojiken氏とここでサヨナラである。
kojiken氏より頂き
心拍数の話をして、そうそう、今の心拍数は?と見ると『171』エーッ!落とそうとするが、なかなか落ちない... すぐに力が無くなる。良くある撃沈パターンである。
その後、しばし座り込んで休憩。何度も立ち止まる。
戻りたかったが、時間もあるし、せめて浅間峠までとトボトボと歩く。
醍醐丸で何か食べなきゃと、おにぎりを口に入れるが喉に通らず。無理矢理水で流し込んだが、今度は気持ち悪くなる。胃がやられるのは珍しい。kojiken氏からゲロリンのウィルスが感染したか?
ハセツネコースでは巻いてしまう茅丸と生藤山に行ってみた。
浅間峠に着いた時は感涙だよ。
5時間22分もかかってしまった。
上川乗バス停は12時18分着。次のバスは13時38分。仕方なくスロージョグ。
気持ち悪いし、力も出ないし... 最悪なランだった。バスには戸倉辺りで抜かされた。まあ、いいや。せめてバス代を浮かすというセコイのである。
結局、五日市ひろばまで、40kmを8時間10分ほどかけてフィニッシュ。
やれやれである。
自信なくすなあ...