最初に買ったトレイルラン用のポールはシナノだった。これは2012年の第1回のUTMF用だった。当時はポールが無ければ完走出来ないという噂があり、ミーハーな自分は即反応よ。
何度も練習したが、なかなかしっくりしなかった。休憩の度に忘れて戻ったり。
UTMF本番でも仕方なく使ったが、結局、途中でザックにしまった。結果、完走出来たので、もう、ポールは要らねぇや、ってことで知り合い譲り、自分はポールを使うことは無いと思っていた。
koumi100マイルを目指していた2019年の9月のこと。大岳山3発企画でkojiken師からお古のポールを貸してもらった。以降、借りもらい状態である。でも、やっぱりレース投入は無かった。
残念だったのは2020年のkoumi100マイル。3週目の林道で左足を捻挫したが、捻挫しても25kmは進めたので、その時、ポールを使っていれば完走出来たかも知れない、なんてね… 今となれば何とでも言えるのである。
そして、昨年のUTMFであまりの走力の無さにこれからのレースはポールを使うしかないか…とkojiken借りもらいポールが再登場。5月から地元の里山で使いまくった。今回は、それなりに使いこなせている。いよいよ実践投入か…
だけど、ちょっと大きいし重いのである。それにザックの収納が難しい。自分は下りではポールを使わない。手に持って下るのもねぇ…
とにかくコンパクトなポールが欲しくなったのである。基本スキルはkojikenポールで習得した。
だけど、トレラン用のポールを選ぶのは難しい。シナノの13.6と思ったが品切れ。欧米メーカーは2万は超えるし。中華製?でも、石突部分にキャップがはめられない?ような画像なので躊躇した。
そんな折、ヘリテイジという日本のメーカーがULトレイルポールというトレラン用のポールを出しているとのこと。評判も悪くはなさそう。実物が見たい。が、アートスポーツやさかいやでは見当たらなかった。
その場合、役に立つのは高田馬場のカモシカである。本格的な登山用品が主だけど、トレラン用の商品もある。例えばPatagoniaの数多いラインナップのうち、エアチェイサー・シャツなんてのも揃えているのである。何かとnaoさんの琴線を刺激するショップなのである。
で、久しぶりに寄ってみた。と言っても昨年の9月初旬のことである。もう5ヶ月ほど前。いつの間にか改装していて、今風のセレクトショップ風の内装になっていた。あー、ちょっとガッカリ… ごちゃごちゃ感が宝探し的な楽しさがあったのにね。これは以前のアートスポーツも同じ…
グルッと店内を徘徊してポールが目に付いた。と同時にULトレイルポールも目に入った。試供品があり店内で試してみた。華奢な感じ。でも、いいや…と即購入してのであった。
価格は13,420円(税込)。以前のポイント使用で12,000円切って買えた。他のトレラン用ポールより安価である。
長さは110cmにした。kojikenポールは113cmと中途半端な長さ。本来、自分の身長172cmぐらいだと115cmや120cmらしいが、113cmでも長く感じて、少し低くめに持つとちょうどいい感じがして、自然とグリップの上を余らすような事が多い。
そして使用感は…
とにかく軽い。ペアで263gはkojikenポールの片方と同じ重さである。ショップでは華奢に感じたが山で使うと特に問題なかった。何しろ非力な腕力なので軽いのは良い。そして、たたんでザックの取り外しも迅速に出来る。これがいいね。
左ヘリテイジ、右kojikenポール
カラーは光る感じのブルー。全モデルはゴールドだったみたい。日中はダサく思える色だけど、夜はライトに光って視認性は良いのである。←これ大事。
購入したのはkoumiの1ヶ月前ほど。それから里山、五日市周辺の山々で使いまくった。自分的にはマスター出来たと思った。
そして、koumi本番…
1周目はいいや、と持たなかったら、最後まで使わなかった。結局、3周で終わったけどね。
これでポールを使うことはないと思った。FTR秩父&奥武蔵はポールの使用はNGだったしね。
来年の山のレースは、FULIと彩の国は回避した。この2レースはポールがNG。FTR後、インフルエンザに罹ってボヤッとしていた時、来年は敷居が高いけど東京グランドトレイルに挑戦するか、と思い始めた。昨年は一部コースでポールの使用は不可だったけど、今年は全コースポール使用が可能みたい。
今年に入って久しぶりにポール使いを再開したが、意外にすんなり使えた。3ヶ月ほどブランクがあるけど、ずっと使っていたような感じ。1月6日の初山ランでは平坦地でこそポールを持って走ったが、それ以外、登り下りは使い続けた。以前は下りに持って下ることが多かったけど、下りで使っても問題なかった。
自分なりに考察した結果、腕立の効果と判断。それ以外、変わったことはしていない。ポールを使っても腕のかったるさは軽減されたのである。どうやら今度こそ本番投入が出来そうである。
里山・野山北公園の時はkojikenポール、山行きはヘリテイジと使い分けている。地元では思いポールを使って負荷をかけて鍛えるのである。
どうしょうか?と考えていることがある。
ストラップである。自分はストラップを使わない。故にポールを握っている時、邪魔なのである。転んだ時、出来るだけポールと身体を離したい。一体になって転ぶと怪我が大きくなりそうだからである。で、切っちゃおうか、なんて思っている。kojikenポールで試したいが、あくまで所有権はkojiken師にある。こういう時、ソロでしか活動しない自分は人様のご意見を聞けないのである。仲間と走り機会があればどうするか判断は早いだろうね。
今はストラップもまとめて握っているが邪魔なのだ。
結論、とりあえずヘリテイジのULトレイルポールは、なかなかよろしいということである。おススメ出来る。